TDM室

TDM室

お薬の中には、投与量の調節(さじ加減)が難しいものが少なからずあります。このようなお薬の場合、予想した効果が得られなかったり、副作用が現れたりする場合があります。このような事を防ぐために、患者さんから採血した血液中の薬物の濃度を測定しています。
測定した薬物の濃度から、その患者さんに適切な投与量や投与方法をコンピュータで解析・設計しています。その結果を医師に提案し、患者さんの治療に役立ててもらっています。

薬物血中濃度の測定

薬物血中濃度の測定
患者さんの血液中の薬物濃度を測定します。測定は、薬剤師が行なったり、検査部で行なったりしています。患者さんの治療に早期に反映できるように、薬剤部ではなるべくその日のうちに結果を出すようにしています。

コンピュータによる解析・設計

コンピュータによる解析・設計
患者さんの体重や性別、腎臓や肝臓の状態、お薬の服用(投与)時刻、血液中の濃度などの情報を基にコンピュータで解析し、その患者さんにあったお薬の量や内服(投与)間隔を設計します。

医師への情報提供

医師への情報提供
コンピュータによる解析結果と、それに基づく処方設計を医師に提供します。また、同じ情報を病棟担当の薬剤師にも提供し、その後の経過(効果や副作用)の確認をしてもらっています。