当院では臨床実践上の疑問から課題を見出し、研究的視点で解決できることを目標に、東邦大学クリニカルラダーⅡa挑戦レベルのスタッフから看護研究に取り組みます。

　看護研究に取り組むスタッフへの支援は看護研究委員会のスタッフが行っています。研究初心者に向けた看護研究研修会や、実際にテーマを持ち研究を進めるスタッフへの看護研究指導会等、東邦大学の教員を講師に迎え、開催しています。また、定例の院内看護研究発表会を企画・運営し、看護研究の成果を共有する場を提供しています。

　取り組んだ研究はこの院内看護研究発表会で発表し、その後東邦看護学会を始めとする各専門分野の学会等、院外で発表をしています。

委員会では「研究のその後」として研究者に近況を確認し、看護研究の成果が臨床を実践する上でどのように活かされているか取材し、看護研究ニュースとして年に4回、広報活動を行っています。

1.第61回日本神経学会（2020年8月31日～9月12日）
　急性期病院における認知症・せん妄がある認知症患者の実態
2.第50回日本看護学会－慢性期看護－学術集会（2020年11月14日）
　がん終末期看護に携わる一般病棟の看護師の満足に繋がる要因の分析
3.第20回東邦看護学会学術集会（2020年12月19日）
1）「心不全患者のアドバンス・ケア・プランニングに関する看護師への意識調査」
2）「生前から看取り後までの継続したカンファレンスが看護師に与える影響」
3）「消化器病棟における終末期患者に対する終末期ケアの看護師のジレンマ」