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膵癌GEM+nabPTX療法における閉塞性黄疸に伴うT-Bil高値が骨髄抑制に与える影響の検討

膵癌GEM+nabPTX療法における閉塞性黄疸に伴うT-Bil高値が骨髄抑制に与える影響の検討

臨床情報使用に関するお知らせ

【研究課題名】

膵癌GEM+nabPTX療法における閉塞性黄疸に伴うT-Bil高値が骨髄抑制に与える影響の検討

【研究の背景および目的】

 ゲムシタビン(ジェムザール®)とアルブミン懸濁型パクリタキセル(アブラキサン®)の併用療法(GEM+nab-PTX(GnP)療法)は治癒切除不能な膵癌における中心的な治療の一つです。膵臓癌患者さんでは、膵癌自体による閉塞性黄疸を合併しやすく、治療開始前に黄疸に対する処置(減黄)が必要となることがあります。通常、十分な減黄が得られた患者さんに対してGnP療法が実施されますが、減黄処置にもかかわらず十分な減黄ができなかった患者さんに対しても、治療のリスク・ベネフィットを考慮して、GnP療法を実施することがあります。
 減黄が不十分な場合、抗癌剤の代謝や排泄が遅れることで、骨髄抑制などの副作用が強まることが懸念されますが、このような場合のGnP療法の安全性や適切な投与量などは明らかとなっておりません。当院にてGnP療法が導入された膵癌患者さんのカルテ情報を調査し、減黄不十分例での副作用の発現状況や適した投与量等を検討することで、同様な症例での、より適切なGnP療法の提供につなげる事が可能となります。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
 2014年1月1日から2019年12月31日に東邦大学医療センター佐倉病院にてGnP療法が導入された膵癌患者50名を対象とし、診療録情報を収集して適切に匿名化し個人が特定できないようにして解析します。
 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。
 本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院 薬剤部   
職位・氏名  主任・平井 成和
電話 043-462-8811