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オピオイド服用患者に対する便秘治療薬の効果の比較検討

オピオイド服用患者に対する便秘治療薬の効果の比較検討

臨床情報使用に関するお知らせ

【研究課題名】

オピオイド服用患者に対する便秘治療薬の効果の比較検討

【研究の背景および目的】

 便秘は、強い痛み止め服用時の発現頻度の高い副作用であり、服用患者さんの多くは便通コントロールを目的に便秘治療薬を併用しています。2017年、ナルデメジントシル酸塩錠(スインプロイク®錠)が強い痛み止めに誘発される便秘の治療薬として承認されました。
 この薬での治療に加えて、従来の他の便秘薬との併用など、便秘治療薬の選択肢が広がり患者さんのQOL(生活の質)は大きく改善していると思われます。しかしながら、ナルデメジントシル酸塩錠をはじめ、痛み止め服用患者さんに対する便秘治療薬の有効性に関して比較検討した報告はありません。
 今回、便通の評価指標として一般的に使用している「ブリストル便形スケール」ならびに「日本語版CAS(Constipation Assessment Scale)」を用いて各薬剤の効果・有効性の違いを明らかとすることを目的に比較検討を行いたいと思います。本研究は、痛み止め服用中の患者さんの便秘に対する適切な薬剤選択への一助となると考えています。
 

【研究対象および方法】

  この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
   2019年1月1日から2019年12月31日の間に東邦大学医療センター佐倉病院にて強い痛み止めと便秘治療薬による治療を受けられた患者さんを対象とし、診療録情報を収集して適切に匿名化し個人が特定できないようにして解析します。
 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。
  本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院 薬剤部
職位・氏名 准教授 金子 綾乃(研究責任者)
電話 043-462-8811