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ワルファリン投与中の注射用抗菌薬併用に関する現況調査

ワルファリン投与中の注射用抗菌薬併用に関する現況調査

診療情報使用に関するお知らせ

【研究課題名】

ワルファリン投与中の注射用抗菌薬併用に関する現況調査

【研究の背景および目的】

 一部の注射用抗菌薬は、静脈内に投与された後、肝臓・胆道を経由して腸管内に排出され、ヒトの腸内の常在菌(腸内細菌)を乱す可能性があります。
 腸内細菌の中にはビタミンKを作っている菌もあり、これらの数が減少すると、血液凝固抑制薬であるワルファリンの作用が増強する可能性がありますが、その詳細は情報が限られています。
 今回、ワルファリンが処方され、内服している途中に注射用抗菌薬が処方されたことのある事例を網羅的に集め、血液凝固系に関する相互作用が実際に見られていたかどうかについて、情報を収集します。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
 電子カルテの投薬データベースから、2016年7月から2018年9月末日までの期間にワルファリンを内服していた患者さんのうち、2016年10月から2018年9月までの間に注射用抗菌薬のオーダー歴のある方を対象とし、年齢、ワルファリン投与量、摂食状況、抗菌薬の処方理由、併用期間、注射用抗菌薬投与開始以降の出血性有害事象の有無と血液凝固能に関する臨床検査値の変化を調査します。
  得られた情報等を他の機関に提供することはありません。
 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。
 本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。患者さんご本人だけでなく、代理の方でも結構です。  

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院 薬剤部
職位・氏名 薬剤師 土井 啓員(研究責任者)
電話 043-462-8811