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東アジア肥満糖尿病患者術後長期の糖尿病寛解予測因子としてのABCDスコアとIMSスコアの比較

東アジア肥満糖尿病患者術後長期の糖尿病寛解予測因子としてのABCDスコアとIMSスコアの比較

検診データ使用に関するお知らせ

【研究課題名】

東アジア肥満糖尿病患者術後長期の糖尿病寛解予測因子としてのABCDスコアとIMSスコアの比較

【研究の背景および目的】

 腹腔鏡下肥満・糖尿病外科手術は有効性と安全性を備えた確立した術式として現在世界中に広がっています。現在世界では60万例以上の肥満・糖尿病外科手術が行われており、その95%以上は腹腔鏡下手術として行われています。わが国でも2014年腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が保険に認められてからは広がりをみせ、2017年には471例まで増加しています。 以前より肥満・糖尿病外科手術後の糖尿病の治癒(寛解)の予測因子として有効な評価方法がいくつか報告されており、アジアでは肥満・糖尿病外科手術後の糖尿病治癒の予測因子としてABCDスコアが報告され、米国からはIndividualized Metabolic Surgery (IMS)スコアが報告されています。すでに両スコアの有用性の比較も行われていますが、まだ決着がついていない状況です。 そこで本研究は、東アジア、日本の全27施設より量スコアの情報を収集し、どちらの評価方法が有効であるかを比較することを目的としています。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。 2006年から2015年11月までに東邦大学医療センター佐倉病院において、術前に糖尿病と診断され、腹腔鏡下肥満・糖尿病外科手術を受け、術後当院外来に3年以上通院された方が今回の対象となります。 カルテに記載されている術前、術後の必要な情報(年齢、性別、体重、血液検査結果等)を取り出して解析します。本研究のために新たに追加して行う検査はなく、臨床上必要だと判断されて取得された検査結果のみを使用することになります。情報については新たに研究用の番号が付与され、研究者にも患者さんの名前が分からない状態で研究を行うことになります。得られたデータを解析し、術後効果不良因子について検討します。 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。 本研究に関してご質問のある方や、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院 外科
職位・氏名 准教授 大城崇司(研究責任者)
電話 043-462-8811