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化膿性脊椎炎を合併した糖尿病患者の臨床的特徴に関する後ろ向き調査

化膿性脊椎炎を合併した糖尿病患者の臨床的特徴に関する後ろ向き調査

臨床情報使用に関するお知らせ

【研究課題名】

化膿性脊椎炎を合併した糖尿病患者の臨床的特徴に関する後ろ向き調査

【研究の背景および目的】

 糖尿病患者さんは様々な免疫機能が低下するため、各種の感染症に罹患するリスクが高いことが知られています。化膿性脊椎炎は、脊椎の細菌感染症であり、非常に稀な疾患ですが、多くが糖尿病患者さんに発症します。この疾患は、3ヶ月以上の長期にわたる抗生剤使用と安静臥床を強いられるため、その後もリハビリが必要となり、著しく生活の質を損なう上に、社会経済的な損失も大きく重篤です。一方で、どのような糖尿病の臨床的特徴が化膿性脊椎炎の発症と関わるかについてはこれまで明らかになっておらず、そのため発症の予測が困難です。本研究では、化膿性脊椎炎を合併した糖尿病患者さんの臨床背景を調査することで、化膿性脊椎炎を発症しやすい糖尿病の特徴を明らかにすることを目的としています。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。

 2010年~2021年までに東邦大学医療センター佐倉病院において、糖尿病合併化膿性脊椎炎と診断、治療を受けた入院患者さん(20歳以上)、約10名を対象としています。

 診療録(カルテ)から、年齢、性別、体格、糖尿病の治療状況、HbA1c、飲酒喫煙歴、併存感染症の有無および種類、原因菌に関するデータを収集、調査します。

 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

 本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院 糖尿病内分泌代謝センター
職位・氏名 助教・山口 崇 (研究責任者)
電話 043-462-8811