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日本産科婦人科学会婦人科腫瘍登録施設の広汎子宮全摘出術の実態調査

日本産科婦人科学会婦人科腫瘍登録施設の広汎子宮全摘出術の実態調査

臨床情報使用に関するお知らせ

【研究課題名】

日本産科婦人科学会婦人科腫瘍登録施設の広汎子宮全摘出術の実態調査

【研究の背景および目的】

 子宮頸癌IB1期~II期の標準治療は手術療法または放射線療法であり、手術療法の際には、広汎子宮全摘出術が標準術式として行われています。本研究では、これまで明確になっていなかった開腹広汎子宮全摘出術の術式の詳細や有害事象、予後等を調査し、本邦における開腹広汎子宮全摘出術の治療成績や有害事象を明らかにすることを目的としています。
 この研究で得られる成果は、子宮頸癌の治療の改善と進歩につながることが期待されます。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
研究実施機関は日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会で、私たちは研究を分担し、自施設で経験した症例を報告します。日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会で全国の症例を集積し分析します。個人情報の保護は厳密に行いますので外部に情報が漏れることはありません。

 2015年1月~2015年12月までに東邦大学医療センター佐倉病院産婦人科において、子宮頸癌の手術(広汎子宮全摘術)を受けた方々(4名)の以下の内容を診療情報(カルテ)から収集し、日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会へ報告します。
① 患者背景
② 手術情報(手術時間、出血量、輸血の有無)
③ 手術内容(摘出リンパ節個数)
④ 術後(頸部間質浸潤の有無、切除断端残存腫瘍の有無、脈管侵襲の有無、補助療法の内容、リンパ節転移の部位再手術、再入院の有無)
⑤ 予後(再発の有無、再発部位、再発確認日)
⑥ 施設(婦人科腫瘍専門医修練登録認定の有無)

 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることはありません。

 本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院産婦人科
職位・氏名教授 木下俊彦(研究責任者)
電話 043-462-8811