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動脈弾性機能と心機能の関連性をあきらかにする研究

動脈弾性機能と心機能の関連性をあきらかにする研究

臨床情報使用に関するお知らせ

【研究課題名】

動脈弾性機能と心機能の関連性をあきらかにする研究

【研究の背景および目的】

 血管が硬くなると、心臓への負担が強くなり、心臓のポンプの働きが悪くなります。近年、心臓と血管の状態を良好に保つことの重要性がわかってまいりました。
 本研究の目的は、血管の硬さの評価に心臓足首血管指数(CAVI)を使用し、心臓の評価に心エコー検査を用いて、血管の硬さ(動脈弾性機能)と心臓のポンプの働き(心機能)との関連性をあきらかにすることです。
 この研究で得られる成果は、患者さんに負担の少ない検査で血管と心臓の異常を早い段階でわかる可能性があり、心不全の早期診断に役立てる情報になると考えます。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。

【対象】
 2015年3月~2018年11月までに東邦大学医療センター佐倉病院臨床生理機能検査部において、診療科からの検査依頼にて、当院で心臓超音波検査と血管弾性評価検査Cardio Ankle Vascular Index(CAVI)を3か月以内に両方施行され、かつ、左室駆出率(ejection fraction :EF)が55%以上の方(200例)が対象です。
大動脈弁狭窄症 中等度以上の弁膜症 開心術後 測定時心房細動は除外します。        
複数回計測されている方は、当院初回計測時を対象とします。

【方法】
 電子カルテ上の過去の医療情報を閲覧し、情報を数値化して抽出します。
個人が特定できないように数字だけの情報にし、解析・検討を行います。
今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。
本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【利益相反】
 本研究に伴う企業などからの利益相反はありません。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院 臨床生理機能検査部
職位・氏名 副技師長・田端強志(研究責任者)
電話 043-462-8811 内線 2436