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我が国における子宮および卵巣原発の悪性黒色腫の現状に関する調査研究

我が国における子宮および卵巣原発の悪性黒色腫の現状に関する調査研究

臨床情報及び検体使用に関するお知らせ

【研究課題名】

我が国における子宮および卵巣原発の悪性黒色腫の現状に関する調査研究

【研究の背景および目的】

 子宮と卵巣に発生する悪性黒色腫と呼ばれる病気は非常にまれな病気であることが知られています。この病気の症状や、適切な治療法については研究段階であり、未だ明らかにはなっていません。一方、皮膚に発生する悪性黒色腫においては免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる薬剤が治療に有効であることが知られてきました。こういった薬が子宮と卵巣に発生する悪性黒色腫にも有効であるのかどうかを知るためには、子宮と卵巣に発生する悪性黒色腫症例を多数集めて検討することが必要です。しかしながら、一施設で経験できる症例はとても少ないので、特定非営利活動法人関西臨床腫瘍研究会婦人科グループ(研究代表者矢野光剛、奈須家栄)が多施設の症例を集めて解析する研究を行うことになりました。
 そこで、東邦大学医療センター佐倉病院産婦人科では、この調査研究に参加し協力することを計画しました。
 この研究で得られる成果は、子宮および卵巣に発生する悪性黒色腫の新たな治療法の確立につながります。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。

 1997年4月1日~2017年3月31日までに東邦大学医療センター佐倉病院産婦人科において、子宮もしくは卵巣に発生する悪性黒色腫の手術を受けた方で、術前に「病理診断のための組織の教育・研究目的に使用することに関する同意書」にサインを頂いた症例(1例)を対象とします。

 東邦大学医療センター佐倉病院担当医が診療録(カルテ)から診断時の年齢、部位、臨床進行期、血液検査結果、治療内容、病理組織学結果、治療経過を調べます。その結果を病理組織標本(検体)とともに、研究代表者の関西臨床腫瘍研究会婦人科グループへ送付します。患者さんの情報と検体は東邦大学医療センター佐倉病院産婦人科で匿名化して、症例番号で登録されますが研究代表者が個人を同定することはできませんので個人情報は保護されます。
 本研究は診療録を用いた研究ですので患者さんに新たな侵襲やその他の負担をおかけするものではありません。

 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

 本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院産婦人科
職位・氏名 教授 木下俊彦 (研究責任者)
電話 043-462-8811