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大動脈バルーンパンピングの血管弾性への影響を明らかにする研究

大動脈バルーンパンピングの血管弾性への影響を明らかにする研究

診療情報使用に関するお知らせ

【研究課題名】

大動脈バルーンパンピングの血管弾性への影響を明らかにする研究

【研究の背景および目的】

 大動脈バルーンパンピング(intra-aortic balloon pumping, 以下IABP)は、大動脈内でバルーン(風船)の拡張と弛緩を繰り返すことで、心臓の働きをサポートする、循環補助装置です。重症冠動脈疾患や低心機能の患者さんの冠動脈カテーテル治療の際に使用されます。大動脈内で拡張と弛緩を繰り返すことで、大動脈弾性能(硬さ)に影響する可能性がありますが、詳細は明らかではありません。血管弾性能はCAVI(Cardio-ankle vascular index)という血管弾性指標で評価することができます。そこで、東邦大学医療センター佐倉病院循環器内科では、CAVIを用いて、IABPの血管弾性能に対する影響を明らかにすることを目的として本研究を計画しました。
 この研究で得られる成果は、IABPの適切な使用につながります。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。

 2011年4月から2018年6月までに東邦大学医療センター佐倉病院循環器内科において、IABPを使用して、冠動脈カテーテル治療を受けた症例を対象とします。

 CAVIの測定結果と診療録(カルテ)から抽出した必要な情報(年齢,性別および血液検査、心臓超音波検査など各種検査結果)と共に解析することにより、IABP使用による血管弾性への影響と心機能への影響を調査します。

 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

 本研究に関してご質問のある方、診療情報や検査結果を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院循環器内科
職位・氏名 助教・佐藤 修司(研究責任者)
        教授・野呂 眞人
電話 043-462-8811