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心不全急性期治療における心臓血管連関をあきらかにする研究査

心不全急性期治療における心臓血管連関をあきらかにする研究

臨床情報使用に関するお知らせ

【研究課題名】

心不全急性期治療における心臓血管連関をあきらかにする研究

【研究の背景および目的】

 心不全は心血管病の最終状態であり、食事、運動、薬などいわゆる体に良いことを集学的に行うことが症状の是正と生活の質の向上のために重要です。心不全診療の補助に、非侵襲的な生理機能検査である血管機能や心臓超音波検査は有用であり、我々も診療の一環として広く用いています。
 本研究の目的ですが、急性期心不全治療により、心臓血管系のどのようなところが改善したかをあきらかにすることです。
 心臓の進展性を評価する、Global longitudinal strain(GLS)という新しい概念が登場し、病態の解明に寄与する要素を数値化して解釈できるようになりました。従来当科では、心臓リハビリテーションチームが診療担当医を補助し心不全治療を行ってきました。そのため、今回新しい心機能評価の概念が登場しましたが、当院では従来の診療で積み重ねた医療情報を再解析することが可能であり、そういった施設は国内においても限られています。
 既に施行してある画像データを専用システムを用いて再解析することで、新たな患者負担を強いることなく新知見を探索できることから当院が果たせる社会的意義は高く、質の高い心不全診療の発展に大学病院として貢献できると考えています。

【研究対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
 2017年1月から2018年6月までに当院で心不全治療を行った方が研究の対象となります。
 電子カルテ内の医療情報と生理機能検査部で施行した心臓超音波の画像データを再解析して研究を行います。
 今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。
 本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院 循環器内科
職位・氏名 講師・清水一寛 (研究責任者)
電話 043-462-8811