日本脳神経外科学会データベース研究（Japan Neurosurgical Database:JND）

　本研究は、全国の脳神経外科医療の実態を俯瞰した視点で検証することで、全国の患者さんが安心して手術・治療を受けられるようにするため、より良い脳神経外科専門医制度のあり方を検証するための基礎資料を作成することを目的としています。日本脳神経外科学会 専門医研修プログラム参加施設1,200以上および本学会会員が所属するその他の中・小規模病院、クリニック等の医療機関1,500以上、合わせて日本全国で2,700以上の脳神経外科施設と共同して行う多施設共同研究であり、東邦大学医療センター佐倉病院は専門医研修プログラム参加施設に含まれます。
　本研究で作成した基盤データベースは、今後さまざまな研究と連携して運営することで、臨床現場がさらに充実した脳神経外科医療を提供していくために役立つものとなります。

　この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。２０１８年1月～２０２１年12月までに東邦大学医療センター佐倉病院脳神経外科に、入院された患者さん全てを対象とさせていただく予定です。この研究では、手術や検査など、通常の診療で行われる脳神経外科医療の情報を、専用のインターネットを介して、日本脳神経外科学会事務局に送ります。研究登録項目は、個人を特定される情報は含みません。自分の情報の登録を希望されない方は、東邦大学医療センター佐倉病院脳神経外科の下記連絡先にご相談ください。
　脳神経外科学会では、事務局で全国から収集しましたデータを用いて、脳神経外科で入院治療を受けられた患者さんの病気ごとの治療件数や治療に伴うリスクや入院日数などについて、解析を行う予定です。

　また、本研究に関してご質問のある方、診療情報や病理解剖結果を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

東邦大学医療センター佐倉病院脳神経外科
職位・氏名　教授・長尾建樹
電話　043-462-8811