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脊椎変性疾患における神経学的予後予測に有用な血清中、脳脊髄液中バイオマーカー探索と病態解明に関する研究

脊椎変性疾患における神経学的予後予測に有用な血清中、脳脊髄液中バイオマーカー探索と病態解明に関する研究

臨床検体使用に関するお知らせ

【研究課題名】

脊椎変性疾患における神経学的予後予測に有用な血清中、脳脊髄液中バイオマーカー探索と病態解明に関する研究

【研究の背景および目的】

圧迫性脊髄症、腰部脊柱管狭窄症(せぼねの病気)の治療は、保存療法で奏功しない場合には手術しか選択肢がないことが知られています。しかしながら、手術による改善の度合いを手術前に予測することができないのが現状です。そこで、東邦大学医療センター佐倉病院整形外科では、手術前の脊髄造影検査の際に必ず採取する脳脊髄液の検体を、および、手術前、および手術後に定期的に行う採血の検体を用いて、各種蛋白の量を測定し、せぼねの病気の手術による効果を手術前に予測できないかということを目的として本研究を計画しました。
 この研究で得られる成果は、せぼねの病気の手術による改善の度合いを手術前に予測することができるようになり、また、いまだ解明されていない病気の詳細な部分の解明につながることが期待でき、今後脊椎疾患(せぼねの病気)で手術を受けられる患者さんにとって有益な情報を提供することができる可能性があります。

【調査対象および方法】

 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
 2017年~2020年までに東邦大学医療センター佐倉病院整形外科において、脊椎手術(せぼねの手術)を受けた症例で、術前に「脊椎変性疾患における神経学的予後予測に有用な血清中、脳脊髄液中バイオマーカー探索と病態解明に関する研究」についての同意書にサインを頂いた症例(約350例)を対象とします。手術前の脊髄造影検査の際に必ず採取する脳脊髄液の検体、および、手術前、および手術後に定期的に行う採血の検体を用いて、各種蛋白の量を測定し、診療録(カルテ)から抽出した手術成績とともに解析することにより、手術成績を予測しうる因子を調査します。今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】

東邦大学医療センター佐倉病院整形外科
講師 高橋 宏
電話 043-462-8811