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漢方薬・生薬認定薬剤師

近年、各分野での専門薬剤師の必要性が言われています。ここでいう専門薬剤師とは、特定の疾患あるいは領域を対象とした薬剤師の専門化であり、アメリカでは既に多くの専門薬剤師が誕生しています。我が国でも医師では現在までに多くの診療科について、それぞれの学会において専門医師制度が実施されています。薬剤師に関しても、特定の領域や課題について専門薬剤師を育てようとする動きが活発となっています。その1つとして日本薬剤師研修センターでは、平成13年度より漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、能力と適性を備えた薬剤師であることを認定する制度として、「漢方薬・生薬認定薬剤師制度」が発足しました。

漢方薬・生薬研修会では、基本的学識として、国内で使われている漢方薬の知識習得、原料生薬とその生薬の品質管理に関する知識習得、生薬・薬用植物について広い知識を持ち、これらに関する相談に対して的確に対処できること、食薬区分について正確に理解すること、植物の人体への安全性に関与する情報を持つことなどを目標に講義が行われます。研修修了後、試問を受け、合格者が申請することにより認定薬剤師として登録されます。この認定証については3年ごとの更新制となっており、この間に必須研修、漢方薬・生薬に関するその他の研修を受講し、所定の単位を習得することが義務づけられています。この研修制度から生まれた認定薬剤師の数は平成18年度までに全国で1,320人になりました。

漢方薬は複数の生薬から構成されるため、その薬理作用を示すことは容易ではありませんが、様々な大学、研究所などでその解析が進められています。各生薬、各方剤の薬向や特性を理解し、医師への情報提供や患者さんへの服薬指導に活かしていきたいと考えています。

取得者

佐藤 直子
金山 瑞穂
小野田 稔久