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病院薬剤師の仕事について

病院の薬剤師がどのような仕事をしているのか紹介します。

薬をつくる

処方せんの内容について、量・服用方法(経路も含む)・配合変化・飲み合わせなどのチェックを行い、患者さん一人一人に適した形で調剤しています。また、必要に応じて病院独自の薬を作成したり、抗がん剤や高カロリー輸液などを無菌的に調製したりしています。

薬の管理をする

病院内において、医薬品の購入と保管、そして各部署への供給と一貫した管理を行います。特に、品質の管理(温度、湿度、光)には万全を期しています。さらに、血液を原料とする医薬品については、製造番号や使用した患者さん、使用量などの記録を20年間に渡って管理します。

薬の情報の管理をする

数多くある薬の効果や副作用の情報を収集し、評価し、管理しています。薬の知識や最新情報を、医師や看護師などに的確に提供し、治療の現場を支えています。

処方を設計する

抗不整脈薬、抗生物質、免疫抑制剤など、さじ加減の難しい薬の血液中の濃度を測定し、患者さんにとって最も安全で効果的なお薬の使い方を設計し、医師に情報提供することで薬物療法を支えています。

人と関わる

薬剤師は、患者さんが受ける薬物療法の情報を集約・確認・管理し、患者さんが薬を正しく使えるように薬の効果・使い方・注意点などをお伝えします。
また、患者さんに最も適した安全で効果的な薬物療法が行われるように、医療チームのスタッフと綿密な連絡を取り合っています。

育てる

多様な薬の専門分野の研究や、新しい薬を世に送り出すための臨床試験への参加など、新しい医療を拓いていくとともに、次の世代を担う薬剤師を育てます。