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食道癌切除症例における血清p53抗体の臨床病理学的意義に関する多施設後ろ向き解析研究Ver 1.0

食道癌切除症例における血清p53抗体の臨床病理学的意義に関する多施設後ろ向き解析研究Ver 1.0

臨床検体使用に関するお知らせ

【研究課題名】

食道癌切除症例における血清p53抗体の臨床病理学的意義に関する多施設後ろ向き解析研究Ver 1.0

【研究の背景および目的】

食道癌における腫瘍マーカーとしてはSCC抗原, CEA, p53抗体の3種類が体外診断薬として保険収載されており、実臨床ではCYFRA21-1も含めた4種類の腫瘍マーカーが汎用されています。しかし、統計学的解析が不十分であり、その臨床病理学的意義は不明確です。
 特に、2007年に保険収載されたp53抗体については、測定している施設が限定的であるため、実際の利用方法についてはガイドラインレベルでの一致した見解がありません。
 そこで、東邦大学医学部外科学講座 一般・消化器外科学分野(佐倉)では、1,000例以上の規模の症例数で、食道癌における腫瘍マーカーの臨床病理学的意義を医療センター3病院共同で検討し、将来の診療ガイドラインにおけるステートメントの参考資料とすることを目的として本研究を計画しました。
 この研究で得られる成果は以下3つの医学的貢献につながります。

・食道癌治療における腫瘍マーカーを指標とした診療についてより客観的な意義を明らかにすることができる
・食道癌診療ガイドラインにおける腫瘍マーカーに関する記載をより正確にすることができる
・治療前の腫瘍マーカー値から治療効果や予後の予測が可能であれば診療上有用性が高い

【研究対象および方法】

 東邦大学医療センター佐倉病院(消化器外科)において、食道癌の手術を受けた症例で、術前にp53抗体を測定された症例を対象とします。
 診療録(カルテ)から抽出した腫瘍マーカーと標準的な臨床病理学的因子などを解析することにより、食道癌における腫瘍マーカーの臨床病理学的意義を検討します。

 この研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を得て実施するものです。
今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

 本研究に関してご質問のある方、診療情報や臨床学的結果を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【担当者および連絡先】

【担当者】 
東邦大学医療センター佐倉病院  消化器外科
教授  岡住 慎一
東邦大学医療センター大森病院  消化器センター(外科)
教授  島田 英昭(研究責任者)

【連絡先】             
東邦大学医学部外科学講座 一般・消化器外科学分野
住  所 : 143-8541 東京都大田区大森西6-11-1
研究責任者 : 教授 島田 英昭
F a x : 03-3298-4348
E-mail : ugi.research@med.toho-u.ac.jp
(お問い合わせは、Fax、e-mail又は郵送でお願いいたします)