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シスプラチンによる低Na血症の発現状況調査と関連する因子探索に関する検討

シスプラチンによる低Na血症の発現状況調査と関連する因子探索に関する検討

診療情報使用に関するお知らせ

研究課題名
『シスプラチンによる低Na血症の発現状況調査と関連する因子探索に関する検討』

【研究の背景および目的】
 シスプラチン(以下CDDP)は強力な抗悪性腫瘍薬ですが、有害事象の一つに低Na血症があり、Na低下は意識障害などの重篤な症状の原因となるため、注意が必要となります。CDDPは直接的に低Na血症を引き起こす事が知られていますが、CDDPの腎毒性を軽減するための点滴や、腫瘍自体が低Na血症を悪化する可能性もあります。当院においても、CDDPが投与された患者さんで、重篤な低Na血症が認められた症例が少なからずいらっしゃいますが、これまで当院での低Na血症の発現状況を調査したことはありませんでした。
 そこで、今回、CDDP投与の際の安全性を高めることを目的とし、まずは当院におけるCDDP及びCDDPの類似薬であるカルボプラチン(CBDCA)による低Na血症の発現状況を調査することを計画しました。また、低Na血症のリスク因子に関して検証を行うことで、低Na血症の予防対策強化や早期発見・対応に繋がる可能性があると考えます。

【研究対象および方法】
この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。

2007年4月~2017年3月までに東邦大学医療センター佐倉病院において、CDDPまたはCBDCAを投与した症例を対象とします。

今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究に関してご質問のある方、診療情報を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】
東邦大学医療センター佐倉病院 薬剤部
職位・氏名 薬剤師  平井 成和(研究責任者)
薬剤部長  真坂 亙
電話 043-462-8811