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神経変性疾患における凝集体形成とミトコンドリア機能の解析

神経変性疾患における凝集体形成とミトコンドリア機能の解析

臨床検体使用に関するお知らせ

『研究課題名 神経変性疾患における凝集体形成とミトコンドリア機能の解析

【研究の背景および目的】
パーキンソン病などの神経変性疾患は凝集体形成やミトコンドリアの異常がみられることが知られています。しかしながら、その形成のメカニズムや治療への応用はまだ明らかにされておりません。そこで、東邦大学医療センター佐倉病院神経内科では、すでに採取された脳脊髄液を用い、本学理学部生物学科により、パーキンソン病の神経細胞変性にかかわるα-シヌクレイン、Cu,Zn-superoxide dismutase (SOD1)その他のミトコンドリア関連物質を測定することを目的として本研究を計画しました。この研究で得られる成果は、パーキンソン病などの神経変性疾患の原因究明や治療への応用につながります。

【研究対象および方法】
この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の新規承認を得て実施するものです。

2017年~2020年までに東邦大学医療センター佐倉病院神経内科において、すでに脳脊髄液採取を受けた症例で、採取前に「神経疾患に対する腰椎穿刺による髄液微量物質測定の有用性に関する検討(倫理委員会既承認)に関する同意書」にサインを頂いた症例(約100例)を対象とします。

試料を用いてα-シヌクレイン、Cu,Zn-superoxide dismutase (SOD1)その他のミトコンドリア関連物質を測定し、診療録(カルテ)から抽出した病名とともに解析することにより、疾患に影響を与える因子を調査します。

今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究に関してご質問のある方、診療情報や測定結果を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】
東邦大学医療センター佐倉病院神経内科
職位・氏名 教授・榊原隆次(研究責任者)
電話 043-462-8811 内線 2323