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急性冠症候群の発症と予防に関する病理組織学的研究

臨床検体使用に関するお知らせ

研究課題名:「急性冠症候群の発症と予防に関する病理組織学的研究」

【研究の背景および目的】
 急性心筋梗塞や不安定狭心症などの急性冠症候群は突然発症し、死につながることも少なくありません。心臓の栄養血管である冠動脈の動脈硬化病変であるプラークが崩壊し、そこに血栓が形成され、さらに血流が障害されて発症することはよく知られていいますが、何時発症するかは、未だに予知できないでいます。どのようなプラークがどのようにして崩壊するのか、その細胞学的、分子生物学的仕組みが不明であるからです。また、最近では心外膜脂肪組織(epicardial adipose tissue:EAT)が冠動脈硬化に関与しているとされていますが、その詳細についても明らかでありません。
 当院で治療のかいなく亡くなられた患者さんで、病理解剖をさせていただいた方の冠動脈を用いて、病理組織学的、分子生物学的手法により、プラークの形成・崩壊の仕組みを解明し、冠動脈硬化とEATとの関連を明らかにすることを目的とし、「財団法人循環器学研究振興財団研究所」と共同研究をおこなっております。

【研究対象および方法】
 この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
 2011~2016年におこなわれた病理解剖で、心臓の冠動脈について十分に検討可能な症例を対象とします。血管を周囲脂肪組織とともに病理組織学的検索をおこないます。また、可能な材料については、血管内視鏡により正常部位、プラーク(白色および黄色)形成部位を確認し、分割凍結し、それぞれについて病理組織学的検索を行うとともに、一部の組織・標本は匿名化された状態で、「財団法人循環器学研究振興財団研究所」(研究責任者:内田康美)に送り解析を行い、対比検討します。
 共同研究先に送られる組織、標本は匿名化され、個人を特定する情報は一切含まれておりません。また、研究の対象となった患者さんやご遺族に対し不利益になる情報は生じることはなく、もちろんリスクを生じることもありません。
 今回の研究で得られた成果は、専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

 本研究に関してご質問のある方、診療情報や病理解剖の検体(標本)を研究に利用することを承諾されないご遺族の方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】
東邦大学医療センター佐倉病院病理診断科・病院病理部
部長 蛭田 啓之(研究責任者)
電話 043-462-8811 内線 2452