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高次局所自己相関特徴を用いた病理組織診断支援技術の研究

臨床検体使用に関するお知らせ

研究課題名
  「
高次局所自己相関特徴を用いた病理組織診断支援技術の研究

【研究の背景および目的】
がんの確定診断は,患者さんから採取された臓器・組織を用いた病理組織検査により,専門の知識と経験を有する病理専門医によって病理診断がなされております。しかし、本邦においては、病理専門医は絶対的に不足しており、組織診断のみならず治療評価にも携わるなど、負担の増加が社会問題となっております。さらに、根本的に病理専門医不足が解消するめどは立っておらず、病理専門医の負担を軽減する新しい技術の開発が求められております。
病理診断は患者さんから採取された組織や細胞を光学顕微鏡で観察することを基本として行われております。最近のIT技術の導入によってデジタル画像技術は飛躍的に進歩しておりますが、病理診断の分野においては、実際の使用に耐えうる画像解析法は現在のところ確立されておりません。そこで、我々は病理診断が終了した病理組織標本からバーチャルスライド(顕微鏡標本のスキャナー)等の装置を用い顕微鏡標本をデジタル画像化し、取得された画像データを用い、高次局所自己相関特徴と呼ばれる新しいパターン認識手法を用いて,病理組織診断支援技術を開発し,がんの病理組織診断において病理専門医の負担軽減と診断精度向上を目的とするシステム開発について「国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センター」と共同研究を行っております。

【研究対象および方法】
この研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
2006年~現在までに東邦大学医療センター佐倉病院において、生検または手術を受け、病理組織学的検査(診断)が実施された症例を対象とします。
病理診断後の標本(プレパラート)を専用のスキャナーでデジタル化し、その画像データを「国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センター(実験責任者:野里博和)」で解析を行い、その結果と実際の診断や所見との相関関係を解析いたします。
専門機関へ送られる画像データは匿名化されており、個人を特定する情報は一切含まれておりません。また、研究の対象となった患者さんに対し不利益になる情報は生じることはなく、リスクも生じることもありません。
今回の研究で得られた成果は、専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。

本研究に関してご質問のある方、診療情報や自分の検体(標本)を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

【連絡先および担当者】
東邦大学医療センター佐倉病院 病院病理部
部長 蛭田 啓之(研究責任者)
電話 043-462-8811 内線 2452