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前十字靭帯再建術における骨孔作成方法の違いによる術後成績の検討

臨床検体使用に関するお知らせ

本研究は、膝前十字靭帯(以下ACL)損傷の症例を対象として、大腿骨の骨孔(骨の中のトンネル)の作製方法によって骨孔の位置や角度がどの程度変わり、それが移植した腱にどのような影響を与えるかを検討する研究です。現在の前十字靭帯再建術は大腿骨と脛骨にそれぞれの正常な付着部に骨孔(骨のトンネル)を開け、そこに移植腱を通し固定します。その為、解剖学的な靭帯再建を行う為には大腿骨、脛骨の骨孔が非常に重要であり、術後成績に大きく関与します。当科のACL再建術は大腿骨骨孔を2通りの作製方法を術中に作製しやすい方法どちらかを選択し、作製しております。これは、症例によって、作製しやすい方法が異なるためです。両群とも概ね臨床成績は良好です。しかし、移植腱への影響については過去の報告はなく、いまだ大腿骨骨孔の作製方法の違いによる移植腱への影響は不明です。そこで、本研究で大腿骨骨孔の作製方法の違いにより移植腱に与える影響を検討する事で、現在行われている術式の評価、さらにはよりよい解剖学的2重束再建術の確立につながると考えております。
本研究は、東邦大学医療センター佐倉病院倫理委員会の承認を得たものです。本研究の対象は当科で2013年から2015年までにACL再建術を受けた症例で、術後に撮影した、もしくは予定している画像評価や臨床評価のデータを用いて行う後ろ向きの臨床研究です。この研究に参加されることで、あなたの手術方法や治療が変わる事はなく、通常の手術、検査を受けられる中で得られるデータを研究に使用させて頂く事になります。研究方法は手術後に通常の前十字靭帯再建術後に評価の為に撮影しているCTとMRIを用い、CTで骨孔の位置、角度や長さを測定し、MRIで移植した腱の状態を観察します。撮影したCT、MRIの画像データから必要なデータを解析します。これらのデータとあなたの手術後の症状、理学所見等を比較しながら骨孔の開け方に違いが出るか判定します。
今回の研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。
ご自身やご家族で検体や情報を研究に利用することを承諾されない方は下記にご連絡下さい。もし承諾されなくてもあなたに不利益は一切ありません。この件に関しましてご質問などがございましたら以下にお尋ねください。

東邦大学医療センター佐倉病院 整形外科
研究責任者 齊藤雅彦
講座責任者 中川晃一
連絡先: 043-462-8811 (内線: 2243)